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お知らせ

【開催レポート】令和元年度「医療・介護機器分野参入促進事業」第3回研究会 「再生医療等製品の国際輸送に関する検討会」の報告会(2020.2.25開催)

2020年2月25日、ひょうご次世代産業高度化プロジェクトで実施している「再生医療等製品の国際輸送に関する検討会」の報告会を第3回研究会として、近畿経済産業局が実施しているKRIC事業「関西再生医療産業コンソーシアム」と共同で開催しました。約20名の方にご参加いただきました。


開催風景

挨拶 近畿経済産業局 バイオ・医療機器技術振興課 課長 日村 健二 氏

講演一覧
伊藤氏 「タイにおける再生医療実用化実証事業と国際輸送のご紹介」
 ・講師:富士フイルム株式会社 ヘルスケア事業推進室
     マネージャー 伊藤 匡彦 氏

同社の海外展開の一環として、JETROの支援を受けてタイ・バンコクにおいて実施した、再生医療等製品として承認を受けているジャックおよびジェイスなどの現地製造実証事業についてご紹介をいただきました。その際の生体材料や製造に必要な材料の国際輸送についてもご紹介をいただきました。

塚田氏 「ドライシッパー輸送に関する、弊社の取り組みと、そのあゆみ」
 ・講師:エア・リキードCRYOPDP
     セールス・マネージャー 塚田 英治 氏

生体材料の国際輸送ではドライシッパー(凍結試料搬送容器)が最も頻繁に用いられていますが、この分野の最大手であるエア・リキードCRYOPDP殿に、実際のドライシッパーを用いながら特徴や取扱方について紹介していただきました。同社はハンディー型のドライシッパーも保有しており、機内に持ち込んでの輸送事例についてもご紹介していただきました。この点は特に同社が得意とする分野とのことでした。

前川氏 「今年度検討結果のご報告(日越間、血液分画物を対象として)」
 ・講師:株式会社日新 大阪航空部
     メディカルチーム リーダー 前川 泰士 氏

今年度の検討会は、日本の医療技術のがん免疫治療をベトナムで行いますが、細胞加工は日本で行うと言うプロジェクトが持ち上がったため、これをターゲットとして具体的な検討を行いました。日越ともに医療機関が窓口となってベトナムから日本に血液分画物を輸送し、日本にて細胞加工を専用施設で行い、ベトナムに輸送して治療を行うと言うスキームです。本件を検討された前川氏からベトナムでの通関や輸送事情の含めて調査し報告していただきました。

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