競争的資金とは
競争的資金とは、「資金配分主体(=お金を出す側)が、研究課題などを(自組織内に限らず)広い範囲から募集して、応募してきた研究課題を評価づけし、それによって採用する研究(と採用しない研究)を分ける、という手順を経て、結果として採用された研究を行う研究者などに配分する(される)研究資金を指す用語である。」と定義され、国(経済省、文科省、農水省等)や県、市、民間等多くの種類がありますが、ここでは、代表的な競争的資金である経産省の「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)」と兵庫県の「兵庫県COEプログラム推進事業」について紹介します。
戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)とは
国が、我が国産業の発展のために必要と考える特定の技術分野(注)の課題について、中小企業等から提案を求め、効果が見込まれる計画に対し、研究開発と事業化を補助する事業で、令和二年度については1月~4月の間に公募されました。
概要・目的 | 「特定ものづくり基盤技術(12分野)」の向上のための事業化を目指した研究開発・試作を支援 |
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対象事業 | 「中小ものづくり高度化法」の認定を受けた研究開発等の事業 |
期間 | 2年間または3年間 |
補助金額 (上限額) |
補助事業当たり 単年度 4,500万円以下 2年度の合計で、7,500万円以下 3年度の合計で、9,750万円以下 (定額補助率となる者については補助金総額の1/3以下であること) |
補助率 | 2/3以内 ※大学・公設試等は定額。(ただし大学・公設試等が事業管理機関として共同体に参加している場合に限る) ※同一機関が複数の補助率を適用することは認められない。 |
対象経費 | 機器設備費、労務費(研究員費、監理員費、補助員費)、事業費(備品・消耗品費、旅費・交通費、委員会費、外注費、技術導入費、マーケティング調査費、知財関連費用等)、委託費、間接経費(上限 直接経費の30%) |
特定ものづくり基礎技術(12分野)
- デザイン開発技術
- 情報処理技術
- 精密加工技術
- 製造環境技術
- 接合・実装技術
- 立体造形技術
- 表面処理技術
- 機械制御技術
- 複合・新機能材技術
- 材料製造プロセス技術
- バイオ技術
- 測定計測技術
サポイン事業は、益々競争が厳しくなっています。
〆切りの1~2ヶ月前では、準備が間に合いません。出来るだけ早めにご相談ください。