「Eコマースで広がるビッグデータ・AI(人工知能)の活用」
(第2回ものづくりIoTセミナー2019 ひょうご・神戸)を開催しました
2019年9月6日(金)「Eコマースで広がるビッグデータ・AI(人工知能)の活用」をテーマに、今年2回目の「ものづくりIoTセミナー2019 ひょうご・神戸」をに開催しました。今回は西日本最大級の展示会「国際フロンティア産業メッセ2019」の併催セミナーの位置づけで、神戸国際展示場2号館3階の3A会議室で88名の方に参加いただき開催しました。
セミナーの様子です
楽天では楽天市場をはじめとする70以上のサービスを運用しており、それらのサービスから日々生成される大量のデータを保有されています。まさに、日本国内においては質・量とも一番のビッグデータといえると思いますが、このデータの活用の仕組みをご紹介いただきました。
楽天市場では商品データを出店店舗がそれぞれ入力するため、例えば「ワイン」のような商品ひとつとっても、店舗毎にバラバラに表現されます。これを商品ジャンルに分類してこそ消費者が商品を探せる訳ですが、講演ではこの仕組みの一端が紹介されました。ルールベースのアルゴリズムでスタートし、Deep Learning(深層学習)のアルゴリズムを使った分類に進化し、更に最近では商品画像からジャンルを推定することも行われているそうです。
また「新しい購買体験」を提供する試みとして、カメラの前に立つと性別や年齢を判定してお勧めメニューを表示するシステムや、ドローンを使った配送サービス(無人島にあるバーベキュー場に必要な食材をタイムリーに届ける)がスタートしたとの話題も提供いただきました。