【募集期間終了】第4回 研修受講者募集(令和5年度 地域活性化雇用創造プロジェクト:航空・宇宙分野)(2023年度 12, 1, 2月開催 集合研修)(募集期間:2023.9.25~11.17)
本プロジェクトでは、兵庫県下に事業所を有し、航空・宇宙産業の分野への新規参入や多角化を目指している企業に対して必要な研修による支援を実施し、もって雇用創出を図ろうとしています。
● 今回募集する研修(12, 1, 2月 集合研修 4件)
募集期間:9/25(月) ~ 11/17(金)
募集期間は終了しました
- 本研修の受講料は無料です。
- 講師はNIROの選定した事業者に依頼します。
1.航空宇宙産業における非破壊検査員育成の基礎
◆日時:2023年12月18日(月) 10:00~16:00
◆場所:神戸商工会議所会館 第1会議室
◆定員:20名
◆講師:AeroEdge株式会社
◆概要:
非破壊検査は、品質を保証するために行う重要な工程の一つです。
本セミナーでは、重要な工程を担う非破壊検査員を育成するための基礎知識と実務に活かす実践のポイントをお伝えします。
基礎知識では、NAS410をベースとした「航空宇宙の非破壊検査員認定」の仕組みについて理解を深めて頂きます。そのうえで、非破壊検査員の「育成」にフォーカスし、育成の中で生じる課題を解決する方法について解説します。
基礎技術としては、浸透探傷検査の一般知識の解説を通して、工程を維持管理する際の要点について理解を深めて頂きます。
理解度を深める方法の一つとして、各章ごとに理解度チェックを実施致します。(各章5問)
◆内容:
・非破壊検査工程立ち上げの事例紹介
・航空宇宙の非破壊検査員認定のアプローチとケーススタディ
1)NAS410 要求事項からみる必須要件
2)検査員認定のケーススタディ
・浸透探傷検査の原理(航空宇宙産業で用いられる一般的な浸透探傷検査の技法)
1)水洗性蛍光浸透探傷検査
2)後乳化性蛍光浸透探傷検査
・浸透探傷検査設備の導入事例
・エンジニアリングサービス事業の紹介
OJT受入/浸透探傷設備(手動・自動)導入サポート/検査員認定サポート
◆対象
・非破壊検査の導入を検討されている企業様
・非破壊検査員の育成に課題を感じている方・企業様
・非破壊検査業務に従事している・従事する予定の方
2.JISQ9100規格解説研修
◆日時:2024年1月16日(火) 10:00~17:00
◆場所:神戸商工会議所会館 第1会議室
◆定員:20名
◆講師:ビューローベリタスジャパン株式会社
概要:
2016年に航空宇宙業界の製造業向けの要求事項としてJIS Q 9100:2016が発行されました。
今回はJIS Q 9100規格の解説をテキストを使用しながら行います。
JIS Q 9100:2016の理解を深めたい方、解説の必要な方はぜひご受講ください。
◆内容:
0.序文 (省略)
1.適用範囲 (省略)
2.引用規格 (省略)
3.用語及び定義
4.組織の状況
5.リーダーシップ
6.計画 (省略:9100追加要求事項なし)
7.支援
8.運用
9.パフォーマンス評価
10.改善
◆対象:
・JIS Q 9100:2016についての理解を深めたい方
・JIS Q 9100:2016について解説の必要な方
3.Nadcapの根本是正処置(RCCA)への対応
◆日時:2024年1月30日(火) 9:00~16:00
◆場所:オンライン開催
※講師は、外国の方ですが、日本人通訳が逐次通訳いたします。
◆定員:20名
◆講師:PRI(Performance Review Institute)日本事務所
◆概要:
不適合指摘事項(NCR)に対する根本是正措置(RCCA)は、長年航空宇宙業界における要求事項となっています。根本是正措置はNadcap審査の不適合指摘事項の回答を完了させるだけの方法と捉えるべきではなく、問題解決および工程改善ツールとして捉えるべきです。有効的な根本是正措置は、再発防止、またコスト削減にも寄与します。
本セミナーは、根本是正措置の基本コンセプト、およびエラー/欠陥を取り除くためにこれらの基本コンセプトをどのように応用すべきかを理解し、不適合指摘事項が発行された場合のNadcap審査後の対処方法について学びます。
◆内容:
・根本是正措置(RCCA)とは
・根本是正措置(RCCA)フローチャート
・Nadcapにおける不適合指摘事項(NCR)の回答フォーマット
・不適合指摘事項(NCR)の回答実例(良い例 & 悪い例)
・Nadcap審査後の不適合指摘事項(NCR)に関連する規定文書(OP文書)
NCR回答サイクル、遅延累積日数、不合格基準/プロセス、メリットプログラム等
◆対象:
・Nadcap審査にて不適合指摘事項(NCR)の回答業務に従事している、また今後従事する予定の方
4.製造業における労働安全衛生法の解説
◆日時:2024年2月6日(火) 10:00~17:00
◆場所:神戸商工会議所会館 第1会議室
◆定員:20名
◆講師:一般社団安全診断技術者協会
◆概要:
「職場で働く全ての労働者は、毎日、一日が終わって安全に家に帰る権利を持っている。」
これは「安全第一」を提唱し実践した、USスチール社長エルバート・ヘンリー・ゲーリー氏の言葉です。皆様の職場は本当の意味で「安全第一」が実践されていますでしょうか?
人手不足の折、求める人材から注目してもらうには「安全安心」を感じる「安全文化」の構築が重要です。
本研修は、製造業が押さえておくべき「労働安全衛生法」の条項を学ぶとともに、「新たな化学物質規制の概要」「製造業が知っておくべき機械安全の基本」「機能安全とは」をテーマとして取り上げています。特に「機械安全・機能安全」ではデモ機を用いて解説し、わかり易い内容になる様に努めています。求められる「安全文化」を構築するために一緒に考えましょう。
◆内容:
・「安全とは」を考えます。
・製造業が押さえておくべき「労働安全衛生法」の基本条項を解説します。
・「新たな化学物質規制の概要」を解説します
化学物質等リスクアセスメント手法とは
化学物質管理者・保護具着用管理責任者とは
・「製造業が知っておくべき機械安全の基本」
平成19年の「機械の包括的な安全基準に関する指針」と基本的な機械安全知識について解説します
・「機能安全」とは
「本質安全」と「機能安全」の違いを出来るだけ判りやすく解説します。
デモ機を用い解説します
◆対象:
・管理者、監督者(職長)以上
・安全管理者、衛生管理者、安全衛生推進者
・安全衛生スタッフ
・機械を使用する製造事業者
◉集合研修について、
・1社あたりの受講者は最大3名までとします。
・申込人数が予定超過の場合は、1社あたりの人数を削減するか、先着順とする場合もあることをご了解願います。
・申込み人数が5名に満たない場合は開催できない場合もあることをご了解願います。
◉受講者条件
・兵庫県内に事業所のある企業の従業員に限ります。
・研修終了後、レポートを提出いただきます。
・雇用創出の目的のプロジェクトですので、新規雇用に関する調査に回答いただきます。
・兵庫県の「兵庫県地域活性化雇用創造プロジェクト」(会費無料)へのお申込みが必要です。
◉お問合せ(事務局)
研究開発部門 航空・宇宙部
担当:北川(きたがわ)、朝日(あさひ)TEL:078‐306‐6806 Email:kitagawa@niro.or.jp