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お知らせ

【開催終了】NIROリモート勉強会/第7回「私が見つけた夢と路~落語界における女性噺家の挑戦~」(講師:落語家 林家つる子氏)(2022.11.10 Web開催)

古典落語の滑稽噺から、人情噺や怪談噺、新作落語にも取り組み、
新しい目線から落語を作り替える試みにも意欲的に取り組んでおられる
林家つる子氏にご講演いただきます。
ぜひ、ご聴講ください!

◆日時:2022年11月10日(木) 16:00 ~ 17:00 頃
◆開催形式:Zoom
◆参加費:無料
 



「私が見つけた夢と路
 ~落語界における女性噺家の挑戦~」


  講師
  落語家:林家つる子
講師紹介:
林家つる子(はやしや・つるこ) 群馬県高崎市出身
2010年 9⽉  九代林家正蔵に弟⼦⼊り
2015年11⽉ ⼆ツ⽬に昇進
2019年 9⽉  第11回前橋若⼿落語家選⼿権優勝
2021年 3月  第20回さがみはら若手落語家選手権優勝
2021年11月 NHK新人落語大賞決勝戦進出
2022年 9月  第33回ほくとぴあ若手落語家競演会奨励賞

メディア出演
TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」火曜リポーター
BS日テレ「笑点特大号【女流大喜利】」
BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂」他

古典落語の滑稽噺から、人情噺や怪談噺、新作落語にも取り組み、新しい目線から落語を作り替える試みにも意欲的に取り組んでいる。 今年1月30日には、NHK総合「目撃!にっぽん」で、「芝浜」をおかみさん目線から描き直す挑戦を追ったドキュメンタリーが放送された。 また、同年6月1日には、日本テレビ「NEWS ZERO」番組内で「子別れ」をおかみさんか目線から描き直す挑戦についても取り上げられた。
今後のスケジュールは、 「林家つる子公式Webサイト」にて更新中。

・ご講演内容
自身の歩んできた道、経験などを振り返りながら、現在、私が伝統芸能の世界において挑戦していることについて、お話しをさせていただきます。

子どもの頃はまさか、自分が落語家になるとは夢にも思っていませんでした。子どもの頃は内気で、人前で話すことも恥ずかしがるような性格でしたが、明るい母の影響、小学生の時の恩師、高校時代に感じた挫折、部活動での経験、大学での出会い、就職活動…様々なことが糧となり、落語家の道を見つけ、今も尚その道を突き進んでおります。
お伝えしたいのは、たくさんの経験をすること、そしてその経験が辛いことであっても、無駄なことは一つもない、ということです。また、新しいことに挑戦する方がいるなら、怖がらずに挑戦してほしいと、強く思います。前例がないことに挑戦するのは勇気のいることですが、前例がないからこそ、可能性は無限にあります。女性の落語家の活躍は、まだまだ歴史は浅いですが、少しずつ認められ、道が広がってきました。

私は今、古典落語のおかみさんを主人公にして噺を新たな角度から描き直す、という挑戦をしている真っ只中にいます。古典落語は男性が作り上げたものであり、落語の登場人物はほとんどが男性で、女性の登場人物も出てきますが、それもまた男性が描いたものです。故に、現代を生きる女性の立場からすると、この女性は本当にそう思っていたのか?と、不自然に感じる噺もあります。
これは時代背景を考えると仕方のないことですが、もしもその当時、女性の落語家がいたら。また違う視点の噺が生まれていたのではないか、と考えました。古典落語の魅力を残しつつ、女性の登場人物の目線から、噺を描く。

講演では、その挑戦の中で感じたこと、得られた経験をお話させて頂きます。落語の中には、昔から変わらぬ人の感情が描かれています。敷居が高そう、知識がないとわからないと思われがちな「落語」ですが、その中に出てくる登場人物たちの感情は、今の私たちが感じていることとなんら変わりはありません。

この講演を通して、落語を身近に感じて頂きたい。
また、挑戦すること、一歩踏み出す勇気を、お伝えしたいです。

◇主 宰:神野 克彦
◇事務局:(公財)新産業創造研究機構(NIRO)

◇お問合せ:(公財)新産業創造研究機構(NIRO)支援企画部
 TEL: 078-306-6806 Email:shien-event@niro.or.jp

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