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お知らせ

【開催レポート】座学と演習で学ぶカイゼン活動セミナー アドバンス編(2022.7.26開催)

現場カイゼン活動の実践力の獲得を目的に、ものづくり企業を中心に13名の方が集い、2022年7月26日に「座学と演習で学ぶカイゼン活動セミナー アドバンス編」を開催しました。実践力とは以下の項目です。

皆川教授


① 実際の現場におけるムダを見つける
② ECRSの原則や動作経済の原則に基づいた改善案の提案
③ チームでの改善活動の進め方

本セミナーは、「模擬生産ライン」がある大阪工業大学で開催しました。講師は、大阪工業大学の皆川教授です。まず、座学でカイゼンに関する原則(ECRSの原則、動作経済の原則、作業におけるベストポジション、3Sの徹底)の説明を受けました。

セミナーのようす


座学の後、模擬生産ラインを使い、実際の工業製品(掃除機の吸取りヘッド部)を「生産」(組立)しました。目標は、9種で計13点あるパーツを組立て、5分間で5体の完成品を生産し、不具合ゼロです。まず、参加者は3つの「工場」に分かれ、作業内容確認のため、全員1セット組立て、皆川先生から品質チェックを受けました。

セミナーのようす


次に、セル生産方式で生産しました。各工場で工場長や作業者等役割を分担し、1回目の生産を行いました。結果は、全工場で所要時間を超過し、半数近くの不良が発生しました。また、「工場」としての収支も検討したところ、1回目の生産では全工場で赤字になりました。生産終了後、各工場の生産風景の録画を観ながら、皆川先生の進言や助言をいただき、改善の方向性を確認しました。

午後からは、各工場で種々カイゼンに取組みました。どの班もチームワークが良く、アイディアを出し合いながら進めました。セミナー終盤では、最初と比べると数多くの工夫が織り込まれました。残念ながら、全工場が目標未達で終了となりましたが、サイクルタイムが大幅に改善され、格段の成果を実感しました。

集合写真

最後に、まとめの講義を行い、記念撮影をして、セミナーは終了となりました。

参加者アンケートによると、6割超の方から「参加して非常に良かった」、「ご自身の業務にすぐに活かせる」との回答をいただき、大変好評でした。

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