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お知らせ

【開催レポート】座学と演習で学ぶカイゼン活動セミナー(2022.6.20開催)

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前回(2019年度開催)の好評を受け、「座学と演習で学ぶカイゼン活動セミナー」を2022年6月20日に開催しました。27名の参加者が集い、カイゼン活動の基本となるIE(インダストリアル・エンジニアリング)の基本原則と改善の着眼点を学びました。講師は大阪工業大学の皆川教授です。

まず始めに、ムダの概念や、現場カイゼンの原則や着眼点について解説をしていただきました。


その後、「模擬生産演習」を行いました。LEGOブロックと作業標準書を与えられ、下写真の完成車を目標時間(サイクルタイム)以内に「生産」します。6班に分かれ、各班の作業者一人が30秒以内に完成車を生産することを目標に、皆川先生の解説を参考にしてアイデアを出し合い、作業方法(最適な配置や方法)を考えます。

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ある班の組立前のパーツの配置です。現場カイゼン活動のアイデアが詰まっています。

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全班が検討した作業方法を披露する発表会を実施し、各班の作業方法の良い点、改善点を皆川先生が解説し、現場作業をカイゼンするための原則的な考え方を学びました。

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次のテーマはライン生産。ラインバランスの重要性を学んだ後、演習では3班に分かれて模擬ラインを作り、1分間に8台の「完成車」をライン生産しました。各班で工程毎のサイクルタイムを計測し、ラインバランスを計算し、工程編成をカイゼンしていくと、作業者を減らしてもサイクルタイムが実現できる等、カイゼン効果を実感しました。

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最後に、皆川先生から、カイゼン活動は現実とあるべき姿との間のギャップを埋めるための「目的志向」での取り組みが重要との解説をいただき、終了となりました。

受講者アンケートでは、「早速実践したい」「同僚にも受講してもらいたい」等のお声を多くいただき、好評でした。

なお、本セミナーの続編を7月26日に開催する予定です。大阪工業大学大宮キャンパスに会場を移し、実際の工業製品の組立をセル生産で行う、実践的なセミナーです。

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