【開催レポート】ひょうご・神戸 産学連携 環境・エネルギーセミナー＆相談会（2020.2.13開催）
2020年2月13日（木）に神戸市、兵庫県工業技術センター、NIROの主催で「ひょうご・神戸 産学連携 環境・エネルギーセミナー＆相談会」を開催し、71名の方々にご参加いただきました。
セミナー１
経済産業省近畿経済産業局地域経済部次長 内海 美保氏による、「環境エネルギー分野でのＳＤＧｓに資する産学連携の取組に対する期待」では、SDGｓ採択の過程や、政府、経済界の取り組み、気候変動への対応、産学連携事業についてご説明いただきました。SDGｓは今や社会活動や企業活動において無視することはできなくなってきており、SDGsへの取り組みは、企業のメリットになることや、産学連携で取り組むことの重要性について語っていただきました。
セミナー２
神戸大学大学院工学研究科准教授 竹林 英樹氏、(株)ヤノ技研 代表取締役社長 矢野 直達氏による「住宅・温室等における潜熱蓄熱利用技術の可能性」では、ヤノ技研の潜熱蓄熱型空調システムの効果測定を大学と協働で行った事例や、潜熱蓄熱材の温室への導入可能性に関する協働研究などを紹介いただきました。
セミナー３
早稲田大学オープンイノベーション 戦略推進機構 ファクトリー・クリエイティブ・マネージャー 八橋 元氏、(株)OKAMURA営業二課 マネージャー 福原 正貴氏による「東南アジアにおける水環境改善」では、インドネシアの水質改善に産学官で取り組み、インドネシア大学にOKAMURA社製の浄化槽を設置した事例をご紹介いただきました。
セミナー４
神戸大学産学連携コーディネーター 濱田 糾氏による「環境にやさしいUV光源を用いたビジネス革新を考えるUV光源応用実証研究会の活動紹介」では、UV光源およびその産業応用の課題解決への取り組みや、実用化を図る事業の企画・実施など、研究会の活動をご紹介いただきました。
この他、第２部では県立工業技術センターの共同研究事例の紹介やNIROものづくり試作開発支援センターの紹介、第３部ではポスターセッションや名刺・意見交換会を行いました。様々な業種の方々にご参加いただき、活発な情報交換がなされ、有意義なセミナーとなりました。
