お知らせ

2020年1月29日(水)「ひょうご次世代産業高度化プロジェクト 水素等次世代エネルギー・環境分野参入促進事業」の一環として、第3回セミナー・見学会「水素サプライチェーン構築に向けた取り組み」を神戸空港会議室ならびに液化水素荷役基地建設現場で開催し、地元中堅・中小企業、自治体等から多くの皆様のご参加をいただきました。

◆講演会

地元神戸市ではNEDOの助成を受けて「水素サプライチェーン構築実証事業」が進められていますが、川崎重工業（株）技術開発本部水素チェーン開発センタープロジェクト推進部長の新道憲二郎様により「国際水素サプライチェーン構築に向けた川崎重工の取り組み」と題して講演があり、COPO21パリ協定を受けた国際的な脱炭素化加速への動き、大規模で安定的かつ安全に水素を供給するためのCO２フリー水素チェーンのコンセプト、現在、川崎重工が取り組みを進めている幅広い水素インフラ技術の開発状況、今後の水素プロジェクトの展開などについて解説していただきました。
講演後は液化水素運搬船、荷役基地の貯蔵タンクやオーストラリアの液化設備などに関する様々な質疑応答があり、参加者の方々の理解が深められたものと思います。

◆見学会

講演の後、神戸空港島北東部に建設中の液化水素荷役基地の建設現場に移動して、川崎重工業（株）技術開発本部水素チェーン開発センターの土屋氏から基地の概要やローディングアーム、液化水素運搬船などの製作スケジュールについて説明していただくとともに、建設中の2500m3の液化水素貯蔵タンクや配管設備などを見学しました。

以上のように、国際水素サプライチェーン構築に向けた取り組みについて理解を深めるとともに、見学を通して高度な技術や設備の規模を実感する有意義なセミナーとなりました。