Loading...

理事長ごあいさつ

牧村 実

理事長 牧村 実
Minoru Makimura

未来を創るイノベーションに目を向け、新たなビジネス展開を

新産業創造研究機構(NIRO)は、創造的産業振興のための基盤づくりや企業の皆様の支援活動を通じて、地域の産業振興、経済活性化に取り組んでいます。

このような中で、私が実行委員会・会長を務める、西日本最大級の総合展示会「国際フロンティア産業メッセ2023」が、神戸ポートアイランドで9/7,8の2日間にわたり開催されました。今回のメッセでは、「未来を創るイノベーション」をテーマに、① 環境・エネルギー、② DX(ICT・ロボット)、③ 航空宇宙・空飛ぶクルマ&ドローン、④ 健康・医療の将来成長4分野から、未来社会に向けた先端かつ革新的な技術・製品の展示を行うと共に、これからの社会・技術の最新動向に関する特別講演・基調講演、さらにはウクライナの現状を紹介する企画講演など、多岐にわたる内容をご紹介させていただきました。

将来成長産業の中でも、空飛ぶクルマ&ドローンは、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で取り上げられ、さらに2025年大阪・関西万博で運航が予定されていることもあり、「次世代エアモビリティ」として、注目されています。この「次世代エアモビリティ」とは、ドローンによる拠点間のモノの移動や、空飛ぶクルマによる人の移動といった、新しい技術・産業分野を指しています。ここで注目すべきは、移動や輸送に要する時間の大幅な短縮のみならず、離発着場所や空管制・通信インフラの整備、運用コスト削減に必要な自動運転の導入、そしてそれら全てに関わる法の整備や、私たちの社会受容性の変更など、広範囲にわたって多大な影響を及ぼす点と考えています。実際に今年の国際フロンティア産業メッセにおいても、「次世代エアモビリティ」に関する様々な展示がなされ、新しい産業の立ち上がりに向けた動きを強く実感しました。

これは一例ですが、これからの社会・産業構造の変化に対応していくには、新しい技術、製品、サービスを取り入れたビジネス、あるいはそれに役立つソリューションを提供することが求められます。このような状況を踏まえ、自治体、アカデミア、金融機関などと協力・連携し、企業の皆様と一緒に課題解決に取り組んでまいります。皆様には一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

ページトップへ