ロボットテクノロジーに関するその他の活動
ロボット導入相談窓口
ロボットの導入や、これら製品の開発・事業化を目指す企業を対象に、専門コーディネーターが、導入から開発にかかる費用の補助までを体系的に支援します(相談は無料)。
・兵庫県/神戸市による連携事業「ひょうご次世代産業高度化プロジェクト」のひとつとして実施
・当事業に基づく補助金申請書などの詳細はこちら
- 受付時間
- 月~金、9時~12時/13時~17時(除く、祝日・年末年始・NIRO指定休日)
- ※電話またはE-mailによる事前予約をお願い致します。
- 相談内容
- 生産工程のロボット化はもちろん、従来はロボット化が難しかった工程のAIによる自動化など、お気軽にご相談下さい。企業での豊富なキャリアをもつベテランが、対応させて頂きます。また、窓口での相談だけでなく、実際に生産現場等を訪問し、ロボット導入に向けた課題の抽出・導入方法について皆様と一緒になって検討します。フィージビリティスタディ(FS)についても、アカデミアからの協力も得ながら補助金の利用も含めて産学連携で取り組みます。
- 具体的な相談例
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- どういう方法でロボットによる自動化が行えるのか
- ロボット導入に適した機種やシステムインテグレーター(SIer)の紹介
- 導入資金獲得のための補助金制度の紹介や応募時の申請書作成等の支援
- 導入済みのロボットに対するお困り事への技術サポート
- 【連絡先】公益財団法人 新産業創造研究機構
研究開発部門 ロボット・AI部
tel. 078-306-6801, fax. 078-306-6812
E-mail robot@niro.or.jp
中小企業の新技術・新製品開発・事業化推進活動
NIROでは神戸市内中小企業を中心に会員を集め、「介護」及び「農業」分野をテーマにした神戸ロボットテクノロジー研究会を平成21年7月に立ち上げました。この研究会は各分野のニーズ調査を行い、販売先・利用者を見据えた上で、ロボットテクノロジー技術を用いた製品開発を目指し、製品の販売までを視野に入れた活動を行っています。
中小企業へのロボット導入推進活動
新生産技術の普及による中小企業の競争力向上のためNIROでは平成17年から19年度にかけて「ロボット導入推進委員会」を立ち上げ、中小企業のロボット導入支援活動を展開して参りました。平成18年度からは神戸市と連携しながら「ロボット導入事例紹介セミナー」や「産業用ロボット体験スクール」等を実施して啓蒙を図っています。今後もロボット導入の推進による地域中小製造業の生産効率の向上に貢献していきたいと考えています。
ロボット導入事例紹介セミナー
ロボット導入事例
稲坂油圧機器株式会社
油圧パイロット弁の外観検査を自動化するために、2017年度に経済産業省のロボット導入実証事業補助金を活用し、人協働ロボットduAro(川崎重工業製)が操作するカメラから得た画像情報をAI人工知能技術で解析し、判定する自動外観検査システムを開発し、導入しました。開発はNIROのコーディネートにより、システムインレグレーター安達株式会社を中核として、兵庫県立大学森本准教授のAI画像処理のシーズ技術を画像処理技術をブレイン、ロボット技術をカワサキロボットシステムで分担し、実用化しました。
カワノ株式会社
婦人靴の製造工程のアッパー(靴の上部構造)と靴底の接着工程における接着剤塗布をロボットを使って自動化する開発に取り組んでいます。2017年度はNIROのコーディネートにより、大阪大学原田教授のシーズ技術を実用化するためのFS(Feasibility Study 可能性検討)に取組み、2018年度中に試作装置の稼動を目指すべく、開発作業を進めています。
株式会社ケイエスエス
経済産業省システムインテグレータ育成事業での設備取得を支援し、小型多関節ロボットと人協働ロボットを導入し、社内で受注前の事前検証を可能とする体制を整えました。
日本ジャバラ株式会社
自社の海外子会社に設置済みの溶接ロボットシステムと同じシステムを国内工場に導入しました。安全システムはそのままでは国内の基準に適合しないので、国内で適合する安全システム導入の技術指導を行いました。
宮脇機械プラント株式会社
経済産業省システムインテグレータ育成事業での設備取得を支援し、7軸多関節ロボットと人協働ロボットを導入しました。ロボットショールームとして公開される予定です。